影山道雄10周年プレイバック その2 若鯱リーグ決勝戦 vs彰人

レポート

前回に続き、影山道雄10周年記念興行(リンク先は影山ブログ)へ向け、勝手に応援する意味を込めてのプレイバック記事です。
今回は、2010年6月26日に開催された「土プロDX」での、若鯱リーグ決勝戦についてです。

当時スポルティーバは水曜カレープロレス(仮)と、金プロだヨ!全員集合(通称:金プロ)の、週2回の定期興行が開催されていました。毎月最終土曜日のみ、金曜ではなく土曜日に「土プロDX」としてゲストを呼ぶなどの特別版興行になっていたのです。

若手戦線活性化のためのリーグ

それほど普及はしなかったのですが、スポルティーバ興行ではデビュー間もない選手たちを「若鯱」と称し、彼らに期待を込めて開催されたのが「若鯱リーグ」です。

その第1回は2010年に開催され、
・彰人(スポルティーバエンターテインメント)
・影山道雄(DEP)
・杉浦透(DEP)
・棚橋裕士(柴田道場)
※所属はすべて当時
の4選手が総当たりで対戦し、上位2名で決勝戦を行うリーグ戦でした。

のちに、毎年ではないものの若手戦線が充実した際に開催されています。

開会式のもよう
選手宣誓をおこなったのは彰人

現、FREEDOMSの杉浦透

決勝は影山vs彰人

直前の6月18日での公式戦では影山が勝利

決勝は影山と彰人となりました。現在でこそ、スポルティーバ興行では、若手同士のシングルマッチがメインに組まれることは珍しくありませんが、この日は田村和宏(現:TAMURA)や澤宗紀などのゲスト、久保田ブラザーズなどトップ選手が出場していたにも関わらず、この日のメインイベントに組まれたのです。

彰人は、脚への集中攻撃からギブアップ勝利を狙い、影山は打撃と投げを中心に応戦する消耗戦となりました。

当時愛用していた、パラレルスナップメアからのキック
影山が現在でも用いる、モス・カバード・スリーハンドルド・ファミリー・グラダンザ(横回転フィッシャーマンスープレックス)
フィニッシュは打撃のラッシュ

メイン、決勝戦にふさわしい熱戦は影山が、左ハイキックからの掌底(パンチ?)で勝利を手にしました。
影山はあいさつで、「愛知のプロレスは全国に通用するものだと思います」と述べました。2010年以降、愛知・名古屋の若手選手が他地域の団体に上がることも増え、各選手はそれぞれの道を歩み始めます。

現在では、影山と彰人のシングルマッチが組まれる機会はそれほど無さそうですが、またしかるべき時に見たい顔合わせです。

この試合の観戦記はこちら

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フリーランスで企業・イベントの広報やPR、ライターおよび編集、クラウドファンディングの企画運営サポートなどをしています。 全国の地域密着型プロレス団体で活動する選手を紹介する『ローカルプロレスラー図鑑』を制作しました。

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