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魔神vs戦闘民族 今池プロレス商店街16 大会レポート

レポート  

ローカルプロレス探求家のたこ焼きマシンです。

今までたこ焼きマシン.comで、観戦記を制作してきましたがフルサイズの観戦記を作ることが難しくなってきたため、今後は重要な点を抜粋・凝縮したレポート形式でアップしていきます。

といっても、完全に観戦記制作廃止でありません。時間を割くことができれば従来どおりの観戦記を制作したいと考えています。

レポート第1回は2017年2月19日に名古屋・千種文化小劇場で開催された、今池プロレス「今池プロレス商店街16」です。

試合前

今池プロレスでは試合開始前に「子どもリング体験」をすることが定番です。小学生以下の子どもたちがリングにあがり、飛びはねたりレスラーに立ち向かったりしていました。

第1試合:かまくらマスク vs 長谷川智也

試合開始からしばらくの間は必ず同じルーチンをこなす「鶴舞伝統芸能」ですが、それを逆手にとって、プロレスのルール説明試合として組まれました。

長谷川がかまくらをスパインボムからフォールすると、場内実況が「ストップ!」と叫びました。するとリング上の時間の流れが止まり、「肩をマットにつけられた場合、レフェリーがみっつ数える前に返さないと負けになります」と決着方法について解説がされました。

そして「再開」と宣言されると時間の流れが元に戻り、試合が続行されました。同じ方法で場外カウントや反則などについても説明がされ、プロレスを初めて観戦する方が多い今池プロレスらしいオープニングマッチとなりました。

 

かまくらが首固めで勝利しています。

第2試合:木髙イサミ vs 阿部史典

前回のちくさ座大会でもおこなわれた「煽り紙芝居」でカードの説明がされました。KOIリングアナが紙芝居を読み上げ、それを撮影してスクリーン表示されるという今池プロレスらしいアナログなカード紹介でした。

序盤はエプロン際での攻防からのトペ・スイシーダでイサミがペースを握ります。

ですが阿部もドロップキックで反撃。左腕への集中攻撃で勝利を目指します。

イサミは攻撃をしのぎ、串刺しフロントキックからの雪崩式フランケンシュタイナーからで反撃を開始。阿部も負けじと反撃し、心と体を削り合います。

最後はイサミが勇脚、ブレーンバスター、勇脚・斬とたたみかけ、阿部の土俵に完全に乗った上で勝利しています。

ここで早めの休憩に入りました。

第3試合:グランパスマスク ドラゴンズマスク マグナム今池 vs イマザえもん ウェルビーマスク ミソ・トン・チャンマン

トンチャンがグランパス(J2リーグ降格)とドラゴンズ(リーグ最下位)のふがいなさを嘆くところから試合が始まりました。ちなみにドラゴンズのタイツが阿部史典と同じものなのは、本来この試合に出場(して中の人をやるはずだった)する選手が、この時点で会場入りしていなかったためです。

試合ではウェルビーマスクがひときわ目立ちます。タオル一枚だけを腰に巻いた状態で、見えそうで見えないギリギリの闘いを見せました。タオルで熱い空気を相手に送る「ロウリュ熱波」を放つため腰から外した際は、あわや興行事故! かと思われましたがTバックをはいていたのでセーフでした。

最後はグランパスとドラゴンズが挟撃式のキックでトンチャンから勝利し、2017年の奮起を誓っています。

第4試合:小仲=ペールワン 高井憲吾 vs ノリ・ダ・ファンキーシビレサス 石田慎也

前日にコスチューム一式が入ったキャリーバッグを置き引きされた石田でしたが、それならばと兵士キャラクターに変貌を遂げました。入場曲も『クワイ河マーチ』に変え、アサルトライフルとピストルを持参しての入場です。

シンプルなスパッツとニーパッドを着用していますが、グローブはSHINYA ISHIDA名義で使っていた、黒地に銀ラインのものを使用していました。

参考リンク:
11/16 スポルティーバ 「水曜カレープロレス(仮)」 名古屋・鶴舞スポルティーバアリーナ
2:兼平大介 vs 石田慎也

その石田とペールワンの絡みで試合が開始します。近年のペールワンは名古屋での試合が少なくなっていますが、この日はコスチュームから入場など「正装」での闘いを見せていました。

これまでの今池プロレスでのノリの試合は、今池(名古屋) vs 他地域の対抗戦が多かったのですが、今回は名古屋の選手のみで組まれており、今池プロレスは名古屋のプロレスだとあらためて提示されたカードでした。

現時点での名古屋のトップクラス選手がそろっている以上、他地域のどこに出しても恥ずかしくない、高度な闘いが繰り広げられました。といっても特別なことは何もしていません。いつもの顔ぶれが、いつもの試合をしているだけです。

しかし、その「いつもの」試合が初めてプロレスを見る人たちを驚かせ、熱狂させている姿を見て、名古屋のプロレスはここまで来たのだとあらためて感じさせられました。

最後はノリがフルネルソンバスターからのバックドロップで勝利しています。

第5試合:iWGP争奪ロイヤルランブル

優勝者がiMaike Wrestling Grand Prix(iWGP)王者となる、時間差バトルロイヤルです。特例をのぞき、今池のメインイベントといえばこの形式です。

長谷川はくいしんぼう仮面のようなコスチュームで入場しました。ちなみに、このコスチュームは、ラーメンチェーン「スガキヤ」のノベルティグッズです。

この日3回登場し、3回失格したマンモス半田(ひき逃げに遭い左足を骨折し、現在欠場中)。

今池プロレスらしい、安直な時事ネタも盛り込まれます。今池トランプがたくさんの選手を排除し、さらには戸川レフェリーまで解任してしまいます。

今池トランプはあらたに今池百合子を任命し、リング上の混迷を収束させようとします。

「今池ファースト!」

イメージカラーは緑。

が、もともとカオスな街の今池のプロレスです。多少の人事配置で整備されるほどチョロくはありません。

見た目のインパクトが強烈なホフ太郎。

「アイ ハブ ジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランドパッションマスク4号! アイ ハブ つよし!」

しかしブウの登場で今池が存亡の危機に立たされます。

今池の人々を守ろうと、悟空が駆けつけますがシッポをつかまれ力が出せません。つよし(2代目デスロッカー。でも歌のジャンルはフォーク)が助けに入ります。

悟空が必殺技を放つため今池の人々から少しずつ分けてもらいます。

つよしが時間を稼ぎます。つよしは前回の今池プロレスでiWGP王者となっており、ブウの存在はベルト防衛にはむしろ好都合です。しかし、つよしは王座よりも今池を守るため、自身を捨て石にすることを選んだのです。

そして十分な元気が溜まったのを確かめると「がんばれ、お前がナンバーワンだ!」と力尽きます(オーバー・ザ・トップロープ)。

悟空は今池の人たちの想いが詰まった元気玉をブウに放ちます。

受け止めるブウ。悟空は最後の一撃を加える前、言葉をかけます。

「今度はいいヤツに生まれ変われよ、またな!」

ブウ失格(オーバー・ザ・トップロープ)。

今池を守った戦闘民族。

iWGP新王者を中央にしての記念撮影。

「絶対王者」マグナム今池が保持できないベルトとして確立した感のあるiWGP王座ですが、とうとう他星系出身者に渡ってしまいました。もしも、ウルトラマンロビン(シアタープロレスSGP名古屋花鳥風月)が挑戦したら、宇宙大戦争どころではない、大・宇宙大戦争となってしまうことでしょう。

次回大会は9月の今池まつり、その次は2018年2月千種文化小劇場です。

外部リンク:
ローカルプロレスラー図鑑ストア

 

『ローカルプロレスラー図鑑+2016』より

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