クラウドファンディングで制作資金を募り、発行させて
いただいた『ローカルプロレスラー図鑑2015/+2016』
ですが、次年度版『2017』の発行は現時点でまったくの
未定となっています。
次年度版を制作できる保証がまったく無いため、図鑑を
作るにあたってのノウハウ・TIPSをまとめて公開します。
できることなら私自身で作りたいですが、代わりに制作
してくれる方が出る可能性も考え、備忘録も兼ねて
数回に分けて過程を整理・紹介します。
写真を撮る
素材として最も大事なのが写真です。図鑑はA4カラーで
350dpiの解像度で作っています。ディスプレイ上で見る
のであれば、多少解像度が低くてもなんとかなりますが、
紙に印刷する際は元データの解像度が直に反映されます。
一眼レフカメラとまではいかなくても、ある程度の画質で
撮影できるカメラを使うとよいでしょう。
元データの画質が低かったり、暗かったりすると
レタッチ・修正が必要になる例。
撮影時には、シャッタースピードを高速にしておけば
ブレの少ない写真が撮れますが、動いている感じを残す
ために、それほど高速に設定せずに撮る方法もあります。
シャッタースピードが遅いとブレは出ますが躍動感が出て
速い場合はその瞬間を切り取ったような画になります
ただし、メイン画像となる顔やバストショットを撮る際は
シャッタースピードを速めにしておくとよいでしょう。
屋外での試合はシャッタースピードを速くしても
ブレにくいので顔を撮りやすいのでおすすめです。
参考リンク
プロレス観戦記の作り方 その1:写真撮影
前述のブレを押さえるためにはマイクでしゃべっている際が
一番顔を撮りやすいのですが顔を覆ってしまったり、試合中と
異なり落ち着いている表情になったりします。
マイクが見せ場の選手もいます。
試合中の様子であれば、寝技やタッグマッチでコーナーで
待機している時が比較的撮りやすいので、慣れるまでは
これらの状況の写真を撮るとよいでしょう。
相手を押さえつける形の寝技は表情が撮りやすく
戦況を見守る様子は他の場面と雰囲気が変わります
寝技、コーナー待機それぞれの例。
ですが、感情が露わになっている写真は試合中で激しく
動いている時が大半なので、それは慣れでカバーするか
もしくは大量に写真を撮っておいて、後で選別するなどの
方法もあります。
が、けっきょくはたくさん撮って慣れるのが一番なので
最初のうちはひたすら撮りましょう。