『FIRE PRO WRESTLING WORLD』(ファイヤープロレスリングワールド)
スパイク・チュンソフト
Steam
のアーリーアクセス(Steam)が間もなく開始されますが、ファミ通.comに掲載された松本朋幸ディレクターへのインタビュー(記事はこちら)によれば今回はエディットがメインとなります。
松本 今回“氷川”や“冴羽”など（実在レスラーが元ネタの）デフォルトレスラーはいません。架空のレスラーが30人ぐらい入っていてそれでも遊べるんですが、基本はエディットで作って欲しいというスタンスなんです。
『FIRE PRO WRESTLING WORLD』は、“ファイプロLOVE”でファンと作り上げる新たなファイプロ。ディレクター松本朋幸氏へのインタビューをお届け【GDC 2017】
そのため、自分が使用したいレスラーは、誰かが作ったデータをSteam Workshopで入手(PS4でのエディットデータ交換については現時点で未発表)するか、自分の手でエディットする必要があります。
また、Steamの説明で
Move Rename: Since you can customize every other facet of your wrestler, it’s only appropriate that you can now also rename their signature moves.
Early Access Features – New Info Detailed
と全要素(ファセット)のリネームが可能であると示唆されているので、プレイヤーがエディット時に名前を変更して対応することになるでしょう。
新技は4Gamer.netの記事によるとアーリーアクセスで60、正式リリースで100程度追加されるようです。
そこで、ファイプロワールドに追加されるかもしれない、あるいは追加されたら嬉しい技を紹介するシリーズ「ファイプロワールドにこの技は入るのか？」を始めます。
第1回はフィッシャーマン系の技です。
蒼い衝動(ケニー・オメガ)
現在は新日本プロレスで活動するケニー・オメガが、DDT参戦時間もない頃にクロイツ・ラスと並ぶフィニッシャーとして用いていました。
なお、スポルティーバアリーナでの興行に参戦した3試合のうち、2試合をこの技で勝利しています(もう1試合はクロイツ・ラス)。
相手の右足を折り、4の字固めのように左足の上に重ね、左モモからヒザ裏あたりを抱えて持ち上げて旋回しながら落とす、クロスレッグ式フィッシャーマンバスターです。
別角度からの写真です。
レインメーカー(Steamでの表記は”Turning Short Range Lariat”)が追加されるので、新日本プロレスの選手の技は多く収録されることが考えられるため、ケニーのこの技も追加されるかもしれません。
観戦記：
8/28 金プロ Sportiva Arena 3:ケニー・オメガ ゼヴィウス vs 入江茂弘 マンモス半田
2/3 節分プロレス Spotiva Arena
スズメバチ(空牙)
道頓堀プロレスの空牙が、大阪プロレス時代より使用しているリストクラッチ式のフィッシャーマンバスターです。
通常のフィッシャーマンバスターよりも深く相手の足を抱え込み、相手の手首もつかんで持ち上げるのが特徴です。
観戦記：
7/20 道頓堀プロレス 「道頓堀最強男決定戦トーナメント2015」 大阪・世界館
6:道頓堀最強男決定戦トーナメント1回戦 公式戦
空牙 vs 正岡大介
変形フィッシャーマンバスター(影山道雄)
影山道雄(チームでら)が、かつてフィニッシャーとして使用していた技です(現在はノーザンライトボムが主要必殺技)。
藤田ミノルのサスケだましセグウェイなどのように相手の左手首をつかみ、左足内側・ヒザ裏からモモを抱えて持ち上げて落とします。特別な名前は付与されなかったため、公式リリースでも変形～で記載され続けました。
観戦記：
6/14 スポルティーバ 「金プロ～かまくらマスク改名記念TAKASHIプロデュースday～」 Sportiva Arena
3:高井憲吾 影山道雄 vs 小仲=ペールワン TAKASHI
フィッシャーマンズボム(ビリーケン・キッド)
ビリーケン・キッド(プロレスリングアンサー)が、大阪プロレス在籍時の2011年ごろにフィニッシャーのひとつとして使用していた技です。
フィッシャーマンの形で抱え、前方に回転させながら落とし、背中から後頭部を叩きつけ、そのままエビ固め、あるいは片エビ固めでフォールを奪う技です。
斎藤”ジミー”了(ドラゴンゲート)のシュリンプとほぼ同じですが、シュリンプは開脚して叩きつけるスパインボム、フィッシャーマンズボムは体を浴びせるスパインバスターの形になるのが若干の違いといえます。
ファイプロ・リターンズがリリースされた2005年以降、フィッシャーマン(ズ)形の技はバリエーションが非常に増えており、上記の技はその一部でしかありません。機会があればまた紹介する予定です。
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