影山道雄10周年を勝手に応援する、プレイバック記事シリーズ第3弾です。
影山道雄10周年プレイバック その1 デビュー戦
影山道雄10周年プレイバック その2 若鯱リーグ決勝戦 vs彰人
影山のプロレスキャリアの中でも、大きな意味をもつのが、2012年11月4日「愛プロレス博2012~その向こうへ~」での一戦でしょう。
開始当初は、名古屋では観ることの難しい選手を紹介するまさに博覧会、以降は名古屋(愛知)vs他地域対抗戦の色が濃い、愛プロレス博でしたがこの大会は、はじめて地元の選手のみによる試合がメインイベントに組まれたのです。
DEPタッグ選手権試合
挑戦者組:ノリ・ダ・ファンキーシビレサス 佐藤泰 vs 王者組:影山道雄 高井憲吾
がそれでした。
影山に限らずすべての選手、セコンドについた名古屋の選手たちまでもあふれ出す感情をおさえない、それまでのどの愛プロレス博の試合でも見られなかった光景でした。
試合を決めたのは、影山の左ハイキックでした。最近は、ノーザンライトボムをフィニッシュに用いるのが増えていますが、影山がここぞ、という時に繰り出そたのはやはり自身がデビューから使い続けているキックでした。
通常、一発でも厳しいのですが、この時は一発目でグラついたノリが倒れる前に、さらに蹴りを叩き込む二連発式でした。
この時、同期の杉浦はすでにFREEDOMSへ移籍、彰人や入江茂弘なども東京へ活動の中心を移している中、地元に残って闘い続けていた影山が、名古屋勢のみでのメインで勝利を収めたことは、名古屋のプロレスの成長の証明と言えるものでした。
Zepp Nagoyaでプロレス興行が開催されなくなったこともあり、この試合が愛プロレス博のひと区切りとして、いまもなお重要な意味をもっているのです。
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