『新根室プロレス』舞台挨拶レポート

レポート

全国で順次公開されている”アマチュア”プロレス団体「新根室プロレス」を題材にしたドキュメンタリー映画『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』の舞台挨拶が、2024年2月24日に名古屋市のミニシアター「シネマスコーレ」で開催されました。挨拶を拝見する機会をいただいたので、レポートをお届けします。

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プロレスに救われた者たちが紡ぐ『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』を観た

会場となったシネマスコーレ。いわゆる歓楽街・名古屋”駅裏”にあるミニシアター。

オッサンタイガー氏の挨拶

新根室プロレスの創設者・サムソン宮本氏の実弟であり、同団体の本部長であるオッサンタイガー氏がリモートで出演しました。

新根室プロレスのこれから
「今の北海道は雪が多く道場へ行くことができないため、試合日程も決まっていません。選手は自主トレしていたり、メンバーで打ち合わせしたりと次の構想を練っているところです」

映画を見てどう感じたか
「解散興行(その時の観戦記はこちら)のときはそれにかかりっきりで振り返ることができなかったので見られて嬉しいです」

そのほか、新根室プロレスをTOMOYA選手はじめ、若い人たちに繋げていきたいなどと語り、オンライン撮影会(スクリーンに写されたビデオ会議の映像を観客が撮影)の時間が設けられ、終了しました。

湊寛 監督 & 吉岡史幸プロデューサーによる舞台挨拶

続いてシネマスコーレの坪井支配人司会による、湊寛 監督 & 吉岡史幸プロデューサーの舞台挨拶がおこなわれました。※以下、湊寛 監督:湊D、吉岡史幸プロデューサー:吉岡Pと表記

新根室プロレスについて
吉岡P「作中にも登場している、芦崎カメラマンがサムソン宮本氏と古くからの付き合いで、三吉神社の祭りも手伝いをしていて、映像が送られてきてこれは面白いぞ、と。編集担当もプロレスが大好きで」

現実とは思えなかった
吉岡P「登場する人々があまりに出来過ぎていたので、リアルなものとは思えないほどだった」

上映時間が79分となったのは
吉岡P「元々は40数分のもの(テレビドキュメンタリー)でしたが(ドキュメンタリー放送後に収録した映像があるので)劇場版として楽しめるようボリュームアップしました。最初は編集担当がプロレス好きで、プロレス(試合)部分が多めだったのですが(プロレスを知らない方でも楽しめるよう)人を紹介する部分を増やしました」

どのような方が見ているのか
吉岡P「今日この作品をご覧になった方でプロレスファンの方はどれくらいいらっしゃいますか?(半数ほどが挙手)東京ではポレポレ東中野という映画館で上映したんですが、プロレスファンが多いので、プロレス映画として打ち出してもお客さんは来てもらえるんです。北海道はそれほどプロレスファンが多くはないので、家族の映画として見てもらえました」

シネマスコーレにどうしても行きたかった
湊D「映画『シネマ狂想曲』(注:名古屋テレビが制作したシネマスコーレに関するドキュメンタリー作品、のちに劇場版が制作)が好きで支配人の坪井さんに会いたくて」
吉岡P「ずっと名古屋に行きたいって言ってました」

サムソン宮本を探して
湊D「この作品を作り始めたのはサムソン宮本氏が亡くなった後だったので、いろんな人に話を聞いてこれは自分にとって『サムソン宮本を探して』のようなもの」

「続き」も撮っている
吉岡P「復活興行のようすなど、映画で扱った部分以降も収録をしているので、何かの形にできればと考えています」

最後に、湊D・吉岡Pから、サムソン宮本氏のことば「人生一度きり。やりたいことをやれ、バカにされてもいい、きっとみんなわかってくれる」を忘れないで欲しいとメッセージがおくられ、記念撮影とサイン会で舞台挨拶は終了しました。

映画『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』は全国の映画館で上映中・上映予定(一部劇場では上映終了)です。

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映画『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』予告篇

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フリーランスで企業・イベントの広報やPR、ライターおよび編集、クラウドファンディングの企画運営サポートなどをしています。 全国の地域密着型プロレス団体で活動する選手を紹介する『ローカルプロレスラー図鑑』を制作しました。

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